混泳

ベッコウヒカリウミウシの飼育

ベッコウヒカリウミウシは、ブログで伊豆諸島、伊豆半島、串本、沖縄などのダイビングで観察された時の写真を目にしますが、浅瀬でも見つけることができます。ウミウシは、とてもきれいな模様をもっているものが多く海の宝石とも呼ばれています。ダイバーに大変人気があるのですが、飼育することが難しく熱帯魚屋では殆ど販売されていません。自宅のベッコウヒカリウミウシは通販で購入しました。今もとても元気で長生きです。

ベッコウヒカリウミウシ

大きさは、3cm~5cm程でオレンジ色しています。水槽を這い回り、真っ暗にして数十分ほどしてからピンセットで触ると、突起部分が青白く光ります。まるでゴジラが放射線を吐く時の様に光りました。

ベッコウヒカリウミウシの発光

この写真は、ベッコウヒカリウミウシが光ったところをスマートフォンで撮影したのもです。真っ暗なところで、シャッターを切ったのでピントがありませんでした。突起が2~3か所光っています。何度も突くと、直ぐに光らなくなるので最初の1~2度目が勝負です。

ベッコウヒカリウミウシの卵

こちらの写真は、水槽に産み付けたベッコウヒカリウミウシの卵です。一週間ほどで孵化しました。ウミウシは巻き貝の仲間です。貝殻が縮小して進化しました。ウミウシは、生まれた時は貝殻を持っていてヴェリジャー幼生と言います。食べ物は植物性プランクトンです。一か八か自宅で培養している植物性プランクトン(キートセロス)の中に入れました。でも育てるのは難しそうです。

これまで何度か、きれいなウミウシを飼育しましたがうまく育てることができませんでした。その理由はエサの問題です。ウミウシは海面(カイメン)を食べるものが多く、飼育が難しいとされています。他方でベッコウヒカリウミウシは、自然界でコケムシ(コケのような動物)を食べています。他方で、自宅のベッコウヒカリウミウシは幸いなことに、冷凍ホワイトシュリンプや、冷凍ブラインシュリンプを食べてくれるので何とか飼育ができています。(※ 食べない個体もいます)

ベッコウヒカリウミウの捕食

ベッコウヒカリウミウが食べているのは、魚釣りの撒き餌で使う冷凍アミエビです。タツノオトシゴと同じエサで飼育できるので混泳に適しています。