ワムシ(シオミズツボワムシ)の培養方法

日本には約400種程度のワムシが居ます。その殆どは淡水に生息しています。タツノオトシゴや、養殖魚の幼魚には、汽水に生息するシオミズツボワムシを与えます。繁殖力が高く自宅で培養することができます。

シオミズツボワムシのエサには、海洋植物性プランクトンのナンノクロロプシを与えます。ナンノは汽水でも培養が可能なためワムシとの相性がいいだけでなく、タツノオトシゴに必要な不飽和脂肪酸(EPA)を含有しているので、栄養価の高いワムシを育てることができます。

ナンノクロロプシスと、シオミズツボワムシ

ナンノの培養方法は、エアレーションを設置します。培養液が流れ程度に弱くします。冬場はヒーターを入れて温度調節します。そして1~2日に1回 ワムシネットで、1/4培養液を濾し取って、ナンノを補填します。ワムシの濃度を高くするのと同時に、水替えを行います。(ワムシネットは、70ミクロンメッシュのプランクトンネットで作られたものです)

温 度:
 S型ワムシ 20~30℃、L型ワムシ 15~25℃
 温度が高いと培養が速くなりますが、雑菌も増えます

塩分濃度:
 最適な塩分濃度2.5%( 比重 約1.18)人口海水の素を利用
 海水と同じ濃度で培養できますが、汽水の方が効率がいいです

エ サ:
 主に植物性プランクトンを食べます
 EPAを含んでいるナンノクロロプシスで育てます
 詳しくは、「ナンノクロロプシスの培養」をご参照下さい

寿 命:
 1~2週間

増殖スピード:
 1日で1.2倍〜1.6倍

ナンノを培養しているエアレーションを、他で培養しているナンノに入れると、ワムシが入り込んでナンノを食べつくしてしまいます。ナンノが全滅することがありますので、気を付けてください。

左は、植物性プランクトン(ナンノクロロプシス)の培養。右は、ナンノクロロプシスの中で、シオミズツボワムシを培養
リフジウム水槽の中に小さい水槽を入れてシオミズツボワムシを培養(2ヶ所で培養しています)
家庭用の顕微鏡でS型シオミズツボワムシを撮影。1目盛りは100ミクロンの大きさ

ワムシは(シオミズツボワムシ)は、簡単に増殖しますが密度が高くなりすぎたり、エサがなくなると全滅します。様々な原因で全滅のリスクがありますので、複数個所で培養しています。

シオミズツボワムシの動画(YouTube)

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