ベトナム産アルテミアは、一般に出回っている米国ソルトレイク産よりも小さく、タツノオトシゴ生育に必要な高脂肪酸のEPAとDHAが酸含されてると言われています。価格が高いことを除けば いいこと尽くめです。実際にベトナム産で孵化したノープリウス(幼生)の大きさを測ってみることにしました。
アルテミア( Artemia salina)は、単一の種ですが、いくつかの変種があり、変種にブラインシュリンプ (brine shrimp) があります。よく混同されることが多く、全てをアルテミアと言うことが多いのです。アルテミアの大きさは、中国産、米国(ソルトレイク)産、ベトナム産の順番に小さくなっていきます。
ベトナム産アルテミアの幼生(ノープリウス)
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上の写真は、顕微鏡(家庭用)で、孵化後36時間経過したベトナム産アルテミアのノープリウス(幼生)を映した写真です。36時間経過しているので孵化した時の大きさから更に1.2~1.5倍位になっていると思いますが、一番小さいメモリが100ミクロンなので、「ベトナム産の大きさはソルトレイク産とそれ程変わらないような気がします」タツノオトシゴは、幼魚の時はアルテミアよりも小さいワムシを与えるのですが、ベトナム産アルテミアならワムシの代用ができると思っていました。シオミズツボワムシのS型~L型の大きさは100~250ミクロンなので、アルテミアは遥かに大きいです。
タツノオトシゴの幼魚が生まれた時に「アルテミアだけで育てられるのか?」少し心配ですが最初からベトナム産アルテミアを与える予定です。タツノオトシゴの幼魚が成長するにつれてアルテミアも飼育して大きくした物を与えます。結果は、別途投稿でご報告いたします。