タツノオトシゴの成魚のオスメスの判断は容易です。オスのお腹に育児嚢(いくじのう)と言う袋があります。しかし幼魚の時は、 育児嚢 がなく全部がメスのように見えます。少し大きくなった頃にオスメスを見分ける方法は、尾にある筋を見て判断することができます。
¶ タツノオトシゴの幼魚のオスメス
ある程度、大きくなればオスは育児嚢になるところが筋状の模様が出てきます。しっぽをよく見ると、オスには育児嚢 に発達する筋状の模様があります。
分かりにくいのですが、若干暗い色になっています。他の見分け方は、お腹の下が滑らかなのはオス、しっぽの近くでお腹が落ち込んでいるのがメスです。
ペットショップで購入する時に小さいとオスメスの指定なしと言われることがあります。繁殖を考えていると早く、オスなのかメスなのかを知りたいものです。メスと思っていた個体が成長するとオスだったと思うことがよくあります。幼魚の時は、全部メスに見えます。
タツノオトシゴは、メスが卵をオスの袋(オスは育児嚢)に産み付けます。オスは、卵が稚魚になるまで守っています。タツノオトシゴは、野生では夜行性で夜にプランクトンや、ヨコエビを食べています。不安定なのですが立って泳ぐのは、魚の口に入りにくいように進化したと言われています。タツノオトシゴには意外と天敵はいないようなので、卵をオスが守るのは理にかなっているように思えます。
クロウミウマは、一般的にオスの体色は黒色で、メスの体色は、黄色や黒褐色になります。(確かに自宅で飼育しているクロウミウマは、最初は真っ黒でしたが、大きくなるとメスは黄色や茶色になってきました)