水槽の管理

リフジウム(海水水槽)

魚の排泄物や食べ残しが分解されるとアンモニアになります。更に分解が進むと最終的に硝酸塩になります。毒素は大きくありませんがサンゴにとっては有害物質です。これを取り除くのが海藻です。海藻は硝酸塩やリン酸塩などを吸収して育ちますので、育った海藻を取り除くことで、水替えの回数を少なくすることができます。

リフジウム水槽

また、海水の混泳で問題がでた時に退避させるためのシェルターの役割もあります。自宅のリフジウムではコペポーダ―やヨコエビが育っています。リフジュウムで育ったウミブドウは、ハギのエサになります。一方で、デメリットはデトリタスが溜まりやすく、掃除などの管理が必要になことです。

❏ リフジウムのメリット
・硝酸塩、リン酸塩の吸着
・シェルターの役割
・微生物の住処になる
・育ったウミブドウはハギのエサになる

リフジウム水槽

 

❏ お勧めの海藻
・ウミブドウ(成長が早く、丈夫)
・ヘライワヅタ(ウミブドウより丈夫)
・タカノハヅタ(緑が美しい)

❏ リフジウムの注意点
海藻は、塩分濃度の変化に弱いので水で洗ってはいけません。また、新しく入れた水草は水質に慣れるまでは、成長が遅いです。

海藻のライトは、白昼色がよく育ちます。24時間点灯すると良く育ちます。(自宅ではタイマーを付けて真夜中は消灯しています)リフジウムに砂を入れる人もいますが、水が汚れるのと掃除が大変なので、小さなライブロックや特大の粗目サンゴ砂を入れるといいでしょう。水槽のコケは掃除しないで下さい。生物が生きるコロニーになっています。(写真は前面のガラスのみを掃除しました)