水槽の管理

自作のオーバーフロー水槽

自宅の出窓に水槽を設置すると、オーバーフロー濾過槽やクーラーの場所がない。更にリビングでは「うるさい!」と家族からのクレームがたまりません。そんな時に思いついたのが、自作のオーバーフロー水槽です。水槽の側面に穴を開けて、タツノオトシゴとサンゴの2つの水槽をつないでします。排水用のホースは、ベランダのオーバーフロー濾過槽に接続。音もなくなり、場所の問題も解決しました。

左がサンゴ用水槽、右がタツノオトシゴ用水槽。の所で水槽をパイプで接続して統合しています
ベランダの濾過槽と、水槽の構成図

ベランダには、リフジウム水槽とオーバーフロー水槽の濾過槽を置いています。見てくれはよくないのですが、外からは見えません。設置してよかったことは、何らかのミスで水漏れをしてもベランダなので問題ありません。水替えも楽ちんになりました。いいことづくめですが、水槽に穴を開けてホースで水槽やリフジウム水槽、濾過槽をつなぐことで一苦労しました。

ガラス水槽に穴を開ける方法
水槽を風呂場に持って行って、電動ドリルに「ダイアモンドコアドリル」を付けて2~3分回し続けると穴が開きます。水を少し掛けてながらドリルを回します。大きな「キーン」と大きな音が出ます。意外と簡単ですが、水槽に穴を開けるために電動ドリルを買いました。電動ドリルは数千円でありますが、中クラス以上でないと力不足になります。そして、水槽にパイプを取り付ける時に、パッキン付きのソケット(バブルソケット)が必要になります。

ダイヤモンドコアドリルの穴あけ

ダイアモンドコアドリルに付属する固定金具と両面テープを利用するので、水槽に穴を開ける作業は意外と簡単です。後は、パイプの大きさに合わせてホースを準備して接続すます。自宅では水漏れしないようにホースにバンドをしています。素人なので、パイプの規格がわからないので、パイプの組み合わせでサイズを合わせることに苦労しました。

必要な設備
電動ドリル(中クラス)
ダイヤモンドコアドリル(φ25mm以上推奨)
バブルソケット(PVCのゴムパッキン付き)

自宅で利用しているバブルソケット

オーバーフロー水槽を使っていない方は、こちらのサイト「オーバーフロー水槽は必要か?」をご参考にして下さい。淡水魚の飼育で、初めてオーバーフロー水槽を設置した時のサイトです。

水槽機材の配管
窓とベランダを結ぶホースをつなぐあめに、窓配管用パネルを設置しました。

水槽の配管用パネルの設置

配管用パネルのホースの隙間は、パテで埋めます。このように水槽以外の機材は、ベランダに出しました。家族のクレームがなくなり、快適なアクアリウムになりました。

水槽機材をベランダ置く3メリット
 ・水漏れしても大丈夫
 ・クーラーなどの音の大幅な軽減
 ・メンテナンスが大変容易

フィルターは、オーバーフロー水槽にして濾過槽をベランダに置くことで、アクアリウムを快適に継続しています。水漏れの心配がなくなり、水替えが楽になったので、世話が楽しくなりました。

屋外に設置したオーバーフロー濾過槽とクーラー

最近、スチールラックを樹脂製ラックに替えてクーラーやオーバーフロー濾過槽を入れ替えました。理由は、ラックが錆びて来たからです。海水で使えるのは2年程でした。樹脂製は軽くでいいのですが、サイズのバリエーションが少ないのが問題です。色々考えましたが、サイズが合わなかった高さは、中間の仕切り板をグラインダーで切断して、何とか納めることができました。

また、余談ですが大阪の夏は最高で37~38度になるので、クーラーの設置が重要になります。写真の後で、クーラーの前と後ろを反対にして、前面から熱風が排気するようにしました。その結果、温度は2~3度程下がりました。