マメスナギンチャクだけでなく、何年も飼育した丈夫なイワスナギンチャクが溶けだしました。一方で海水魚やタツノオトシゴは何とか元気です。原因として考えられるのは、サンゴのろ材を半年以上も程洗っていなかったことでした。プロテインスキーマの掃除やサンゴ砂も洗浄したばかりなので気づくのが遅かったです。早速サンゴのろ材を洗浄すると見る見るマメスナ徐々に回復してくれました。
自宅では、タツノオトシゴの冷凍ホワイトシュリンプやブラインシュリンプ、アミエビを与えているので、水質が悪化するのが早いです。ろ過を強化する方法としてオーバーフローの配置換えを下記の図の内容にしてみました。
自宅の水槽では、タツノオトシゴと海水魚に冷凍の生のエサを与えているので、水質が悪化し易い環境です。そこにソフトコーラルのサンゴを飼育しているので、プロテインスキマーとサンゴろ材の2つを使って海水の浄化を強化しています。プロテインスキマーの位置を最初にすると、泡立ちがよくなりろ過効果が高くなったことが直ぐにわかりました。プロテインスキマーは、アンモニアが分解される前に、魚の排せつ物、残り餌、微生物の死骸などアンモニアを取り除くことができるので、最初に設置するといいようです。
排出できなかった残りの有機物は、サンゴのろ材で、アンモニアや亜硝酸塩を分解します。
そして、サンゴのろ材には、ろ過機能に加えてPHやKH値を安定させる カルシウムや炭酸及び、ストロンチウム、微量元素を供給してくれます。
サンゴの長期飼育ができない要因の一つに水質の悪化の原因が考えられます。水槽の底砂、ろ材、リフジウム水槽やプロテインスキマーのどれかが水質悪化の原因になっています。それぞれを毎月掃除することが大切です。